スライド丁番でお悩み又は、選択にお悩みの皆様こんにちは!スライド丁番って便利そうですが調べると意外とめんどくさそうな存在。種類も多いし…
なのでスライド丁番の全種類と挙動を動く画像で紹介し取り付け方と特性の長と短を解説しようと思います。
✓本記事のテーマ
この記事を読むとオリンピア360シリーズを軸にスライド丁番の挙動と取り付け方を知ることが出来ます。
ダイジェストで動画でも解説しております。
スライド丁番の長所・短所と挙動
オリンピア360シリーズを使って解説します。
スライド丁番の長所・短所

長所は、外側からスライド丁番が見えなくなる事と開き方や閉まり方を選択できる点。
取付け調整が出来る点である程度の設置誤差があっても綺麗に取付けが出来ます。
短所としては、内部でがっつり飛び出ていることでしょうか。ここでは、オリンピア360シリーズを主に紹介しますが手で持つと意外と大きい。
キャッチ・かぶせとは?

キャッチという機能は、扉を締めきる時に自動でパチッと閉まってくれる機能です。通称C付き、C無しとか表記されます。
かぶせというのは、全と半があり縦板に2つの扉が付く時には、半かぶせ丁番を用います。縦板(側板)に扉がかぶさる量の事です。
写真のような扉が連続で続くような構造の時、中央の扉2つが半かぶせの丁番となり、外側が全かぶせの丁番とすることで側板の側面が見えなくなります。
スライド丁番の挙動と種類
オリンピア360シリーズを使って紹介致します。

全かぶせキャッチ付
キャッチの能力により閉まり際にぱちっと閉まります。戸当たりが無いと内側にめり込む形になります。

全かぶせキャッチ無
キャッチの能力が無く、どの位置でもフリーな状態の丁番です。単独の運用は、特殊な限り無いと感じます。

全かぶせダンパー内蔵
締める際にゆっくりと閉まりソフトクローズなどとも表現されます。戸当たりがないと内側にめり込みます。閉まる速さを5段階で調節できます。

全かぶせキャッチ無、マグネットキャッチ後付け
マグネットキャッチを取付け、キャッチする構造を後付けしたものになります。特別な用途が無い限りキャッチ付でOK。

全かぶせオープンタイプ、プッシュラッチ後付け
オープンタイプ丁番とプッシュラッチを取り付ける事で押すと扉が開く構造になります。

半かぶせキャッチ付き
縦板に2つの扉を取り付ける際に使います。1つの側板を2つの扉でシェアする時ですね。
半かぶせにも「キャッチ無し」「オープンタイプ」「ダンパー内蔵」があります。

インセットキャッチ付き、戸当たり後付け
扉が縦板の内側に入る構造の際、使う丁番です。戸当たりが無いと内側に扉がめり込みます。
インセットにも「キャッチ無し」「オープンタイプ」「ダンパー内蔵」があります。

おまけ:全かぶせキャッチ無、プッシュラッチ後付け
本来オープンタイプ丁番を使うべきところをキャッチ無しで代用してみました。使えないことは、無いんですがプッシュラッチのみの押す力だけなので開く力も謙虚です。
スライド丁番のパーツ

スライド丁番のパーツは、左の座金と右の本体の2パーツで分けられます。
座金は3転座(ビス穴3つ)で良い。メーカーによっては、パーツが一体化している物もある。
商品を安く買う方法と種類・後付けに必要なキャッチやラッチ
最安リンクを貼って置くのでカゴに欲しい物を全部突っ込んでみて送料を含め最も安い場所で買うといいと思ふ。
※楽天は、計¥3,980で送料無料の店舗を優先し本体、マウンティングプレートを同じ店舗で買えるよう表右にリンクを貼ってあります。
※AMAZONの3転座金は、こちらのリンク
挙動 | 品番 | AMAZON | 楽天 | 楽天の座金 |
キャッチ付き | 360-C26-0T | リンク | リンク | リンク |
キャッチ無し | 360-26-0T | リンク | リンク | リンク |
ソフトクローズ | 360-D26-0T | リンク | リンク | リンク |
オープンタイプ | 360-U26-0T | 現在無し | リンク | リンク |
▸https://a.r10.to/h54j58
↑楽天のこちらの店舗は、マウンティングプレート付きで一部のスライド丁番が非常に安く買えますがビスが付いてきません。送料¥3,980が効きませんので沢山購入時にお得な店舗。

画像のような横板が扉の上側、下側にあるような構造では、「キャッチ付き」「ダンパー内蔵」でも戸当たりが必要。
一回り小さいスライド丁番
オリンピア360シリーズは、でかいと個人的に感じるのだけど、もっと小さいサイズに100シリーズというものがあるが「キャッチ付き」と「キャッチ無し」の機能しかない。
ソフトクローズは、無理だけど、キャッチ無しにプッシュラッチの組み合わせなら跳ね返る幅が少ないプッシュオープンを再現する事が出来るが建て付けや扉の重さによっては、指が入るまで開かない可能性もある。
AMAZONの100シリーズ座金は、こちらのリンク
なぜだか100シリーズになるとAMAZONの品揃いが悪い&妙に高い物もあるので楽天一択かも知れない。
スライド丁番の取り付け方
スライド丁番を取り付けるために必要な板の厚みと板材

丁番を取り付けるのに板の厚さは、15mm~20mm。ですが11mmの深さを掘るのにボアビット先端だけで5mmなので16mmの厚さは、最低ほしくなり貫通しない保険的な厚みだと18mmは、ほしくなっちゃいます。
棚扉の適正な材料としては、「ラワン合板」「シナ合板」「ランバーコア合板」「MDF合板」「集成材」などです。サンプルは、1バイ材で作っています。合板高いんだもん…
下の記事では、合板の種類や用途などを解説しています。
墨出(印をつける)をします。
この図面は、キャッチ付き、キャッチ無し、ソフトクローズタイプの図面。

こっちがオープンタイプ用の扉と棚板の間に隙間を設けるための図面

これは、インセット用のマウンティングプレートを奥に設置する図面

インセットの棚側は、使っている扉の厚さを値に足し算する。
片方だけの図面なので書いているのでこれを扉と縦板二つ書く。
1バイ材を2枚くっつけて並べていますが、左側がカップを掘る位置、右側が側板座金の墨付けになります。墨付けと穴掘りと下穴処理を組み立て前にやっておくと後で楽です。

座金の墨出し、下穴掘りする時、取付治具があると便利、楽天で¥150こちらから一番下の商品


全然必須では、ないけどボアビットで掘る位置にオートポンチでマーキングしておくと穴掘りがずれなくて便利。座金などネジを取り付ける箇所には、センタードリルを使うと真ん中に下穴を掘ることが出来るので紹介します。
リンクは、こちら「オートポンチ」「センタードリル」
カップの穴を掘る

必要な径は、35mmとなりますので35mmボアビットで穴掘りします。紹介した寸法で掘ると狭いところが5mm残ります。
取付する

金具取付時は、ドライバを使いましょう。左側がカップの穴に金具を右側に取り付け座金を固定した所。

360シリーズの良いところは、それぞれに金具を付けてから扉ごと側板に取り付け出来るところ。こんな感じで手前から引っかけて奥を押すとぱちっとはまってくれます。
調整

取り付けたら各色のネジを回すことで上下に±2.5mm、前後に4mm、左右に4mm調整できる。この機能のお陰でぴったり綺麗に取付できるのが魅力。
先に紹介した墨付け寸法で取付すれば調整幅にゆとりを持って取付できるので参考にしてほしい。
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スライド丁番まとめ
※「C付き丁番」「C無し丁番」「ダンパー内蔵丁番」は、別に戸当たりが必要です。無いと内側にめり込みます。
これにて今回の記事は終わりでございます。最後までのご閲覧ありがとうございました!みなさまのスライド丁番にに幸多からんことを!
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