いつの間にか木材が劣化したりDIYで作った作品の強度がよろしく無い!しかしながら解体して作り直すのは、無理!そもそも既製品なので解体なんて出来ません。なんて事は、ありませんか?
結局木材を繋げたり接着したりしてると部分を取り換えるような事は、不可能に近いんですよね…なので今回は、手軽に補強出来て劣化、破損している部分をリカバリーする方法をご紹介します。
✓本記事のテーマ
この記事を読めば、木材の繋がり部分を手軽に補強し隙間などを埋める手段が分かります。
全ネジコーススレッドで補強する
下のような状況を意図的に再現しました。コーススレッド1本で固定してあります。
木材に密着性が足りず曲がってしまう、腐食、劣化によって弱くなってしまってるパターンを想定しています。
全ネジを理解する
今回補強するのに全ネジを使います。ネジ山が最後まで付いているコーススレッドの別称です。全ネジの特徴はビスの前部にネジがついていることでこれにより木材同士の締め付けを保持する力が高いのです。
材料の間に隙間があればその隙間は残ったままになる特性を活かして補強を行います。一般的な造作の際は、主に半ネジが使われます。
この手法は、全ネジが木材が劣化、腐食している部位を超えて届く際に有効です。ネジが木材の中で空回りしてしまう状況であれば有効でありません。腐食が大きいのであれば根本的な解決を目指さないといけません。
直角にならす
直角の部位であれば角度を確認し慣らしておきましょう。写真は、スコヤや曲尺で直角を見ていますが、直角を見れる物であればなんでも構いません。
下穴を空ける
全ネジは、互いの部材を固定する力が強いのですが、径が太いため木材に与える負担も大きくなりますので下穴を必ず空けましょう。写真のサイズの木材に下穴無しで全ネジを打ち込めば木材が破損してしまいます。
下穴のサイズは、長さも径も打ち込むビスの7割と言われています。
下穴を掘る方法として色々手法がありますがそれがしがお勧めしたいのが皿取り錐を使うことです。これはビスの皿の部分の除去とした穴開けを同時にやってくれる便利なモノなのです。
この皿取り錐は、今回の下穴としては、径も深さも不足気味ですが問題がありませんでしたのでご紹介します。しかし木材の強度的には、ギリギリなのでショートドリルの径が細いものが好ましいでしょう。
ちょっと購買部!紹介した皿取り錐とドリルストッパーですが、それがし雑に皿取り錐連打で穴を空けてビス連打して綺麗に出来るやろ!と考えてたんですが深さがまちまちなんですよね(笑)しかしこのセットであれば連打して穴の深さも一定に出来てDIY時、最強に見えます。
部材を固定して全ネジを打つ
次に直角のままクランプで固定します。コツは、どちらの部材も固定する事です。
クランプが無い際は、木の板で部材を同士を手で挟み込む形でもいいでしょうが、品質は劣りやすくコーススレッドを打つ際カムアウト(ビスの頭からビットが外れる)して自分にビットを刺してしまわないよう細心の注意を払いましょう。
インパクトの扱いに慣れていれば難しくありませんが不慣れな方は、クランプを購入した方が品質も良くなりますし安全です。
下のクランプは、締め付け能力が50kg、価格もお手頃でそれがしのDIYの際は、マストアイテムの一つです。
次に全ネジを打ち込みましょう。そして全ネジをを打ち込んだ所です。
全ネジが特徴を発揮してくれて隙間を残したまま、しっかり部材を直角が出し固定保持してくれています。
元からあった1つのビスに対して2つの全ネジを取り付け3つの支点で支えられれば強固に保持してくれます。
写真で見えませんが覗くと全ネジが貫通しているのが見えます。
下の記事では、木材を綺麗にビスを打つ方法を解説しています。
隙間を木工パテで埋める
隙間が気になるのでウッドパテを使って埋めようと思います。ウッドパテ自体には、強度は無く美観を高めるための物です。
ウッドパテで隙間を埋めました。近寄って見ない限りパテであることは、分からないでしょう。磨いても大丈夫な部位であればそのまま紙やすりで研磨すると尚自然になります。
既に色が付いている箇所のパテ埋めであれば、隙間の周囲をマスキングテープを巻いてあげてからパテ埋めすると余計な場所にパテが付かず綺麗に仕上がります。
ウッドパテの弱点として隙間が大きいほど乾燥した際、肉やせ(縮む)を感じやすくなるのと既に着色してある木材だとパテの色がはっきり残ります。色も中々乗りづらいので重ねて部分塗装をする必要があるでしょう。
補強金具で補強する
補強金具とは、後付けで補強が出来る金具です。補強プレートとも言います。様々な形があり用途にあった形の金具を選べます。
補強金具の特徴
補強金具は、下穴を空けてビスを締めて取付を行います。金具のサイズ、木材の状態によっては、両側から固定する必要がありデザインが優秀なものもあり選択の幅も広がりますが全ての角に取り付けないとアンバランスかもしれません。
デメリットは厚みがある分、構造的に干渉してしまう部位の取り付けには、向いていません。長く大きく成る程補強性能が上がりますがその分厚くなってきます。
補強金具の正確な下穴の空け方
金具全般に言えるのですが下穴を綺麗に空けるには、墨付け(印を付ける)して正確な下穴位置を決めておくのが大事です。木材の年輪で硬度が違うためずれてしまったりします。
センタードリルビットを使うと正確な位置に下穴を空ける事が出来ます。
この補助道具は、ビットに取り付けする事が出来て押し込むと先端からドリルが出てくる構造になっています。先端が金具にすっぽりはまり中央に回転させながら押し込むと真ん中に下穴が空く構造になっています。
丁番を取り付ける際など特に重宝します。下に紹介しています。
下の記事では、DIYのお役に立つ便利な小道具を紹介しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、主に全ネジの特徴を生かして補強する事を主眼に記事を書いてみました。
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まとめ
これにて今回の記事は終了でございます。最後までのご閲覧ありがとうございました!みなさまのDIYに幸多からんことを!
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